2024年4月25日

ヤギトコ地下実験室

Yagitoko Underground Laboratory Web site

50’s Les・Paul ボディ材の話

LpCastom

Gibson Lespaulの発案者のLes・Paul氏のインタビューでの話し

※レスポールのボディ材ですけど、スタンダードは、メープル・トップ\マホガニー・バック、初期のカスタムは、オール・マホガニーですよね。その理由は?

Les・Paul氏:ギブソンは、2つのギターの材質を間違えて使ってたんだ。普通は、高いギターは、メイプルで、安いギターをマホガニーで作るんだけど、連中それを逆に高いのをマホガニーで、安いのをメイプルで作ってしまったあ。ギターは、塗装してあるからどっちがどっちだか気が付かなかった。ゴールドとブラックが指示通りに出来上がって、私が言った通りに作ってくれたなと、思っていたんだ。だから、そのことは、ピックアップを外してちょっといじってみようと思って、ボディーを少し削ったう時まで気付かなかった。ところが、義理の兄(弟?)が、『ちょっと来てよ。これ高いギターの方が、マホガニーで、安い方が、メイプルだよ」って教えてくれたんだ。そこで、直ぐそのことを社長に話すと、「それは大変だ。直ぐに取り替えよう。」って言うんだ。でも、私は、誰からもどこからも文句が出て来ないんだから、そのままにしておこうと言って、それは、そのままになったわけだよ。そして、工場がカラマズーからナッシュビルに移ることになった時、それまで1ピースマホガニーで作っていたレスポールカスタムを1968年再生産されたレスポールカスタムは、50年代に高価なモデル用と間違えて生産していたLesPaul Standerdと同じメイプルトップ、マホガニーバックの仕様で高価なモデルのレスポールカスタムも再生産されたのでした。

もし、50年代のギブソン社が、StanderdとCustomの木材を間違えてなかったら、色は、Standerdに黒色のマホガニー1ピースのボディ木材、Customにゴールドとサンバーストのメイプル・トップ/マホガニー・バックのボディ木材が採用されていた訳で、ジミー・ペイジや、エリック・クラプトン、ピーター・グリーン、などなど、数々の歴代の名プレイヤーは、レスポール・カスタムを挙って使っていたに違いないと思うと、今頃、レスポール・カスタムがROCKの音楽史を創った伝説の名機バーストとなっていたんでしょうね。面白いですね!

ヤギトコさん
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